アキヤマフルートのこだわり
Particular
オールドフレンチの響きを21世紀に再現するために…
更なる可能性を求めて不均一な管を作る
フランスでルイロットが製作されていた同時代の素材を再現することが同じ響きの楽器を作ることにとても重要なことだと考えました。
ルイロットの楽器の分析は以前からインターネット上にも公開されていて資料は手に入れることは出来たのですが、同様の素材を作ることは量的に考えて不可能でした。
そこで思いついたのが同時代の銀食器を手に入れることでした。同時代の銀食器を素材に、全て手作業でパイプを作ることにしました。
内部に独自のひずみを作ることでより豊かな響きを実現できたと考えています。
通常、内径19mmの管に仕上げる場合芯金とともに油圧加工で絞ることがある程度必要なことなのですが、内面のひずみを残す為に全て手作業による管を作りました。
私は素材とともに管の加工方法がもっとも楽器の音質に重要な要素だと考えています。